避けて通れない道

2011-08-03

なぜ男と女が惹かれ合って恋愛をし、体の関係を持つのかというと、自分の子孫を残そうとする本能のためであるらしい。

たしかにその説明はある意味では正しいのだろうし、ほとんどの人が納得するだろう。

しかし、私にとっては疑問もある。

世の中には異性と恋愛ができない同性愛者もたくさんいるし、なかにはバイセクシャルと呼ばれ、異性か同性かを問わずに愛することができる人もいるのだから。

実はそういう私も、男性と女性両方を好きになる両性愛者だ。

私は女性だが、男性、女性どちらとも交際した経験がある。

普通に異性だけを愛する人たちにしてみれば、まったく理解ができないかもしれない。

しかし私にとっては両性愛が当たり前になっていて、「イヤだ」とか「恥ずかしい」などと感じたことは一切ないし、ひとつの運命のようなものだと思って受け入れている。

おそらく異性愛者の男性でも、スラッとした体格でスポーツ万能な男性に対して「ああなりたい」と憧れの気持ちを持つことは、多かれ少なかれあるだろう。

女性にしても、かわいくてオシャレな女性を見て「友達になりたいな」「真似してみようかな」と思うことはあるはずだ。

私が同姓の人を好きになるのは、そういった感覚にとても近い気がする。

相手が男性か女性かという区別はまったくなく、「素敵だな」と感じた相手に興味を持って、仲良くなりたいと思い、恋に落ちてしまうのだ。

恋人に至るまでの過程は、異性愛者とほとんど変わらないと思うし、なにもおかしいことではないと私は思っている。

私にとってみれば、魅力的な人がいれば性別に関係なく愛するというのがごく普通だからだ。

しかしここで問題となってくるのが、最初に書いた、人間が恋愛をするのは子孫を残す目的であるという話だ。

両性愛者であることはやむをえないことだし、だれを愛そうとも他人が口を出すようなことではないが、そう言えるのはあくまで精神的な面だけだ。

子孫を残すのが本能であり役割であるならば、私のやっていることは矛盾していることになる。

私が男性とSEXをすることに対しては、なにも文句は言われないだろう。

だが女性とSEXする場合、もちろん妊娠することはないから、性欲を満たしているだけにすぎないと思われかねないし、偏見も持たれるだろう。

そういった部分が、私のような両性愛者や同性愛者にとって、避けて通れない道になってしまうのだろう。

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